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症例報告~逆流性食道炎~

2018/06/18 [ブログ, 聖蹟桜ヶ丘院ブログ]

以下、せいせき鍼灸師ブログより抜粋

 

 

 

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「逆流性食道炎」と聞いてすぐにわかる方とそうでない方がいらっしゃると思います。

以前までは割とご高齢の方に多い病気として知られていましたが、最近は若い方にも多くみられるようになってきているそうですね。

ちなみに当院にも現在お1人いらっしゃって頂いています。

逆流性食道炎とは…
何らかの原因で胃酸が食道に逆流してしまう病気です。

どんな症状が出るの?
主な自覚症状としては胸やけと呑酸(どんさん)です。
呑酸とは口の中に広がる酸っぱい液の事です。胸やけは胸のあたりから広くは喉のあたりまで出てきます。

原因としては
①筋力の低下
食道と胃のつなぎめにあたる部分に下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)という筋肉があります。この筋肉はきちんと働く事によって胃酸が食道に逆流するのを防いでくれます。食道から胃までは一方通行です。普段は閉じていますが食事をすると反射が起きて動き始め、食道から胃へと食べ物を送ります。なのでこの筋肉が弱ってしまうと胃酸が逆流してしまいます。今までご高齢の方に多いとされてきた最大の原因がこれです。

②便秘
便秘によって腹圧が高まる事による事も原因の1つです。
お腹が張っている時、胃は腸からの圧迫を受けるので食道への逆流が起こりやすくなります。
慢性的に便秘に悩んでいる方の約10%に逆流性食道炎がみられるそうです。

③胃酸が増える
胃酸が増える原因としてはストレスなどもありますが、食事も大きく関与してきます。
脂肪分の多い食事を好む方は逆流性食道炎を起こしやすくなります。
というのも脂肪分の多い食事は他の栄養素に比べると消化に負担がかかり時間がかかります。その為に胃酸の量が増えると言われています。

以上の様な事が主な原因として挙げられます。

しかし、個人的にはストレスなどによる自律神経の影響というのが1番の原因だと思っています。

先ほど原因に挙げた下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)ですが、この働きをコントロールしているのは自律神経になります。この筋肉がうまく働けないという事は自律神経のバランスが乱れていると考られます。
また「胃酸が増える」原因としてストレスを挙げました。胃酸の分泌もやはり自律神経の仕事の1つです。胃酸が増えすぎるという事は自律神経がうまく働けていないという事になります。
*もちろんストレスの原因自体の解消という事は大事になってきます。

過去の記事でも何度かお話ししましたが、鍼灸治療は自律神経の調整にすごく有効です。

なぜかというと自律神経の中枢である視床下部(ししょうかぶ)という部分に鍼灸の刺激が入っていく為に視床下部の働きが良くなります。

司令部である視床下部の働きが良くなれば自律神経の働きも良くなるという事です。

薬を飲まずに症状を良くしたい方や、長年悩まされている方はぜひ1度治療を受けてみて下さい。

当院にご来院されている患者様も経過が良く現在はあまり気にする事なく日々過ごされている様です。

 

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■フィットの語源

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フィットという名前には、「フィットネス」・「フィットする」という2つの思いが込められています。

「フィットネス」とは運動や健康という意味があり、私たちは人の身体の持っている可能性を引き出し、健康になっていただくことで、その人の人生をより良いものにしていきたいと考えています。

「フィットする」というのは、ぴったりとよく合うというような意味があり、その人に本当に必要な治療を提供したいという私たちの気持ちを表しています。

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