2023/09/04 [Topics, ブログ, 聖蹟桜ヶ丘院ブログ]
先日のブログにも書きましたが「帯状疱疹後の神経痛」のお悩みで患者様がご来院されました。
そこで今回は「帯状疱疹後の神経痛」についてお話しさせて頂きます。
あまり知られていないようですが「帯状疱疹後の神経痛」も鍼灸治療の適応症状です。
そもそも帯状疱疹とはどんな病気なの?
帯状疱疹とは水ぼうそうと同じウィルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
症状の多くは上半身に現れる事が多く、顔面、目の周りにも現れる事があります。
多くの方は子どもの時に感染した水ぼうそうのウィルスが原因で起こります。
水ぼうそうが治った後も、ウィルスは体内に残り潜伏し続けます。その際に神経節と呼ばれる部分に潜伏している為に帯状疱疹にかかった際は神経の走行にそって水泡が現れ、その走行に沿って痛みが出現します。
では、なぜ急に帯状疱疹が発症してしまうの?
それは過労やストレスで免疫機能が低下した事で体内に潜伏していたウィルスが活性化してしまうからです。
他には糖尿病やガン、長い間病気を患っている方が免疫機能が低下する事でも発症します。
帯状疱疹になってしまったら?
まずは皮膚科を受診してください。
対処が早ければ早いほど症状が軽く済む傾向にあり、早く受診できたかどうかで症状の強さに差が出てきます。時間が経つ程に神経の損傷がひどくなり皮膚症状が治った後も痛みが続いてしまいます。
鍼灸治療ではなにをするの?
主な治療は傷ついてしまった神経の回復による痛みの緩和及び消失ですが、治療自体は皮膚症状が残っている時もスタート出来ます。
以前のブログで書かせて頂いたとおり、
鍼灸の効果は①免疫機能の活性化と②自律神経の正常化です。
落ちてしまった免疫機能を活性化していき、ウィルスの活動を押さえます。
自律神経の正常化でさらに免疫機能の活性化を助け、傷ついた神経の回復を早めていきます。
では実際にフィットでは鍼灸治療を行う際はどういった事をするの?
フィット独自の全身の調整を行う事によって全身の状態を良くしていく事から始めます。
身体のバランスを整え、全身の血行状態を良くしていきます。
そのうえで傷ついた神経の根本に施鍼することで傷ついた神経の回復を促していきます。
さらにはお灸を使い全体だけではなく局所の血行を良くしていき代謝上げる事で水ぶくれの後でかさぶたになってしまっている部分の治癒も早めていきます。
神経は皮膚や筋肉よりも修復に時間がかかります。
水ぶくれや皮膚が良くなっても痛みが残ってしまうのはこの修復時間の差によるものです。
鍼灸は神経の回復に適した治療方法です。
繰り返しになりますが、元々の原因が免疫機能が落ちた事によるものですので早期の回復はもちろんですが、予防にも最適です。
ご自身や周りでお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ1度ご相談下さい。
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フィットという名前には、「フィットネス」・「フィットする」という2つの思いが込められています。
「フィットネス」とは運動や健康という意味があり、私たちは人の身体の持っている可能性を引き出し、健康になっていただくことで、その人の人生をより良いものにしていきたいと考えています。
「フィットする」というのは、ぴったりとよく合うというような意味があり、その人に本当に必要な治療を提供したいという私たちの気持ちを表しています。