野球少年(A君と呼ばせて頂きます)が腰痛で来院されました 。
歩くのも辛そうにしており、野球を早く再開したいとの事で治療と運動療法を組み合わせて進めていきました。現在は完治し、身体の使い方や姿勢にも大きな変化が出たので今回はA君完治までの物語です。
8/15 初診 お母様と来院
第一印象は“中学生とは思えぬ姿勢”
チェックをするとこれはこれはかなりの歪み、硬さ。
こりゃー腰痛くなるわ!と言った感じ。
背中曲がった典型的な猫背 骨盤や肩など全体的に左右差があり、
加えて身体が硬い(特に股関節と背骨)ので腰部に負担がかかっている模様。
まずは痛みを取ってあげたい。炎症が起きている局所に対してフィット独自の治療で早急に痛みが取れるようにした。同時に骨盤矯正をして猫背や左右差を無くしていった。
二診目(8/17)の治療後で安静時痛やジャンプ時の腰痛は無くなる。
3診目 8/21
お母さんも姿勢が良くなっている事を実感して頂いた。来院時の立ち振る舞いが全く違う。治療後も良い姿勢がキープ出来ている事から次は実際に投球動作をしてもらい、どこで痛みが出るかをチェック。投球時の身体の回旋時に痛みが走るようだった。初診時にチェックした通り、股関節や背骨が硬く全く動いてないので腰部のみで回旋を行っている様子だった。身体の回旋は腰部だけではなく股関節や胸部など全体を使えなくてはならない。よって3回目以降は股関節の硬さを取っていく治療を実施。
4診目~5診目(8/25~8/30)
ちょっとでも筋肉を使わせようとすると肉離れを起こしてしまいそうなほど硬くなった筋肉を良くしていくのはかなり時間がかかった。治療しているこちらが、毎回息を切らすほどだった。まずはお尻周りの筋肉。次に太もも周り。
キャッチボールでの痛みが無くなった。投球動作の痛みが無くなるということは大きな進歩だった。嬉しかった。
6~7診目(9/3~9/10)
全力での投球やダッシュ時に痛みがでてしまうという事から、身体の使い方や筋力にも問題があるのではないかと考え、6回目以降は運動療法がメイン。また、神経に対して刺激を与え滑走性を良くする特別な手技を行った。
どの筋肉がうまく使えていないのか、投球動作のどの時点で問題が生じているのかまでしっかりと観察を行った。まず、パワーポジション。これはどのスポーツでもけが防止の為には必ず確認するべきフォーム。スクワットの途中の様な姿勢で構えの姿勢とも呼ぶ。これをしてもらうとA君は踵重心になりちょっとでも押すと後ろに倒れそうになっていた。お腹が使えておらず腰で耐えているのだ。
次に投球動作を確認した際にファーストポジション(片足立ち)が安定していなかった。その為足を踏み出した際に上手く体重移動、運動連鎖が出来ておらず腰のねじれが過度になり負担が大きくかかっていた。
その為にはお腹、お尻周りのトレーニング。特に、骨盤を安定させる働きのある腹横筋、腹斜筋のトレーニングを中心に行った。
8診目(運動療法を始めて3回目、9/20)
野球後の腰部痛は無くなった。だんだんと筋力もついてきてハードな運動にも耐えられるようになって来た。残るは、背筋をした時の腰部痛となった。
背筋時に疼痛が出る要因として、背中周りの筋肉がうまく使えていない事から腰部で代償を行っていると考えた。
背中周りのトレーニングを行うようになると、背筋時の腰部痛はとれて、どの動きでも痛みが出なくなった。とてもいい状態になり今は野球の練習を通常通り行えていて、練習後の痛みも長らく出ていない。
今は、なかなか使えていなかった筋肉をやっと動かせるようになったためか疲労が溜まりやすくなっているため、再受傷防止の為のメンテナンス治療を続けている。
以上が治療の経過になります。フィットでは、炎症をいち早く沈めて痛みを取る事はもちろん、再発防止のための治療や必要であれば運動療法も行っております。
痛みにより思いっきりプレーできていない方、全力でサポートいたしますので一度フィットに診せに来て下さい。
聖蹟桜ケ丘院 福永萌
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フィットという名前には、「フィットネス」・「フィットする」という2つの思いが込められています。
「フィットネス」とは運動や健康という意味があり、私たちは人の身体の持っている可能性を引き出し、健康になっていただくことで、その人の人生をより良いものにしていきたいと考えています。
「フィットする」というのは、ぴったりとよく合うというような意味があり、その人に本当に必要な治療を提供したいという私たちの気持ちを表しています。