2023/11/27 [Topics, 聖蹟桜ヶ丘院ブログ]
いきなりですが「動悸」は治療するにあたって非常に判断の難しい症状になります。しかしこの「動悸」は鍼灸適応症状です。
ではなぜ判断が難しいと言ったのか?
それは
重大な病気の可能性があるからです。
ですからいつもの事ですがまずは専門医を受診してしっかり検査を受けて下さい。
検査の結果は特に何も問題がない。
と診断してもらったけど症状が治まらない場合は鍼灸治療の出番です!!
ではどんな治療を鍼灸でしていくか?をお話ししていきます。
でもその前に1度動悸の症状などについて説明していきます。
「動悸」とは?
心臓の拍動が色々な形で感じる状態をいい、大きく3パターンに分かれます。
ドキドキやドクンドクン、もしくはドキドキッ、ドキッとするように感じる状態を呼びます。
先に述べた重大な病気とは頻脈性不整脈や甲状腺機能亢進症、心筋梗塞や狭心症、大動脈瘤の初期症状にあたる可能性があるので注意が必要です。
なぜ起こる?
心臓の拍動は自律神経によって支配されています。
心臓の拍動ですので緊張や飲酒などでも拍動に影響はでてきますがこれは体が興奮して交感神経が活発に働くからです。交感神経が活発に働くと強い外部刺激から体を守る為に防御反応がでますがその反応の1つが1次的な動悸の症状になります。
では、ここからは私たちが診られる動悸のお話をしていきますね。
重大な病気が隠されていないものの動悸に関しては自律神経の影響が強く関わっていることは先ほどお話しさせて頂いた通りです。
ですから自律神経の調整をする事がとても重要になってきます。
また心臓には頸椎(首)の3.4.5番目からの出てくる神経が関与してきます。
これは呼吸をする時に重要な横隔膜を支配する神経と一緒に出てくる横隔神経と言われる神経です。
この横隔神経は枝分かれして横隔膜の他に心臓や肝臓の膜にも神経が伸びていく事でそれぞれに影響を及ぼします。
心臓に伸びている神経が圧迫されたりして伝達がうまくいっていないとリズムが乱れてしまうので動悸が起こる可能性があります。
この頸椎(首)の3.4.5番目が圧迫されてしまう原因の1つが姿勢の悪さになります。
前後のバランスが崩れてしまう事によって首の位置も変化して間が狭くなってしまいます。
狭くなると動きが悪くなる→周囲の筋肉も固まってくる→循環が悪くなる→さらに動きが悪くなる→もっと筋肉が固まる→頸椎に負担をかける。
頸椎に負担がかかれば………。悪循環からなかなか抜け出せなくなってしまいます。
これはどんな場合にも言える事ですが悪循環はどこかで早めにこのサイクルを切らなくてはいけません。
姿勢を良くするのか、筋肉を直接緩めるのか、温めたりして循環を良くするのか、など出来る事は様々あります。
これ鍼灸でしたら1度の治療ですべて出来ますね。
姿勢を良くすることも、筋肉を直接緩めることも、温めて循環をよくすることも得意ですし、さらに言えば自律神経も改善されます。
では実際にどんな風に治療をするかと言いますと
まずは、足元からの施術になります。足元の状態を良くしてまっすぐ立てるようにしていく事で姿勢の改善を促していくのと同時に背骨の動きが良くなるようにしていきます。
その次は、背中から首にかけての施術です。
動きが悪くなっている筋肉を緩めていきます。背中の筋肉を緩める事は自律神経自体の調整にもつながります。
今回ここで特に重要なのは首です。
頸椎(首)の3.4.5番の部分を重点的に診ていきます。
ここがしっかり緩んで神経の伝達を良くする事によって動悸の改善を目指します。
手順などは一例です。
その時の状態や他にどのようなお悩みを抱えておられるかでも内容は変わってきます。
ですが、だいたいこんな感じの治療になると思います。
このブログを読んでみて一度治療を受けてみたいと思った方や興味がわいた方はぜひ一度ご相談下さい。
聖蹟桜ヶ丘院 佐藤 和也
————————————————————————-
【ご予約方法について】
当院の予約方法はネット、LINE、電話にて受け付けております。
〇LINEからはコチラ↓ ☆おすすめです☆
※クリックして頂くとQRコードが出てきますので友達登録をしていただき、
トークにお名前をフルネームと初めての方は「初めて」、通った事ある方は「診察券番号」をお書きの上お送りください。
〇ネットからのご予約は<こちら> ※日時、コースから選ぶことが出来ます。
フィットという名前には、「フィットネス」・「フィットする」という2つの思いが込められています。
「フィットネス」とは運動や健康という意味があり、私たちは人の身体の持っている可能性を引き出し、健康になっていただくことで、その人の人生をより良いものにしていきたいと考えています。
「フィットする」というのは、ぴったりとよく合うというような意味があり、その人に本当に必要な治療を提供したいという私たちの気持ちを表しています。