2023/12/28 [ブログ, 聖蹟桜ヶ丘院ブログ, 鍼灸]
今日のお題は「過敏性腸症候群」です!
成人の5人に1人の割合で過敏性腸症候群と言われる程の最も日常的な病気の1つのようです。
実際に患者さまにお話しを伺っていてもお腹の事で悩んでおられる方は非常に多く、よく相談を受けます。
いつものようにどんな病気なのかの説明をしながらどんな治療をしていくのかを説明していきますね!!
主として大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称です。
検査をしても原因となる病気が見つからないが、腹痛やお腹の張りなどの違和感、便通の異常(便秘や下痢)が数か月以上にわたって続く状態の事をいいます。
症状としては3つあります。
・神経性下痢
激しい腹痛のあと、粘着性の下痢になる
・痙攣性便秘
腹痛を伴い、コロコロした便が出る
・交代制便通異常(交代型)
下痢と便秘を繰り返す
原因は自律神経の乱れや精神的なストレスなどのよって引き起こされると考えられていますが、原因がはっきりとわからない事もあるそうです。
大腸の異常という事ですので蠕動運動が活発になりすぎていると考えます。
腸自体は脳の指令を受けなくても自分で動ける器官ではありますが、自律神経の支配は受けています。
そうなると自律神経系の調整は絶対に外せない事になりますね。
腸へのアプローチという事でお腹への施術は行っていきますが、同時に頭への施術も自律神経を介して腸への調整に大変有効になります。
後は温める事も良いですね!!
温かいというのはなによりもリラックスしますし、安心しますので最適です。
東洋医学的に過敏性腸症候群を診ていくと……
消化器系の異常と考えれば東洋医学的にも同様に消化に関連のある「脾」「胃」「大腸」の異常と考える事が出来ます。
東洋医学において
「脾」は消化機能や栄養の代謝、免疫機能などを担っています。
他にも身体中に「気」「血」「水」を配る作用もあります。
「胃」は胃や十二指腸などの消化機能全てを含めた役割を担っています。
「大腸」は食べ物のカスを外に出す働きを担っています。
この3つ以外にも関与が大きいと思われるのは「肝」です。
「肝」は精神的に安定させる作用や自律神経系の機能を調整する作用があります。
過敏性腸症候群の原因の1つにストレスが関係しているのであれば「肝」の調整も必要になってきます。「肝」の機能が低下してくると「脾」「胃」「大腸」の機能も低下しやすくなってくると考えられます。
消化に関わる経絡を調整する事、そもそもその経絡がきちんと働いてくれるように事前に調整をしておくことになっていきます。
どこか1つを正常化すれば済むわけではなくてそれぞれがそれぞれに助け合い、補って働いてくれているので、それぞれに調整が必要になってきます。
ですから、どこからアプローチしていっても良いわけです!
西洋医学的な見方と東洋医学的な見方の両方が出来る事で診る幅が広がります、お互いの良いところを使いながら施術していきます。
冒頭にも書きましたが過敏性腸症候群は最も日常的な病気の1つです。
症状的に相談しにくいという事も特徴の1つのようです。
しかし症状が強いと日常生活に支障をきたしてしまいますのでご相談頂ければと思います。
フィット鍼灸整骨院 聖蹟桜ヶ丘院 佐藤 和也
————————————————————————-
【ご予約方法について】
当院の予約方法はネット、LINE、電話にて受け付けております。
〇LINEからはコチラ↓ ☆おすすめです☆
※クリックして頂くとQRコードが出てきますので友達登録をしていただき、
トークにお名前をフルネームと初めての方は「初めて」、通った事ある方は「診察券番号」をお書きの上お送りください。
〇ネットからのご予約は<こちら> ※日時、コースから選ぶことが出来ます。
フィットという名前には、「フィットネス」・「フィットする」という2つの思いが込められています。
「フィットネス」とは運動や健康という意味があり、私たちは人の身体の持っている可能性を引き出し、健康になっていただくことで、その人の人生をより良いものにしていきたいと考えています。
「フィットする」というのは、ぴったりとよく合うというような意味があり、その人に本当に必要な治療を提供したいという私たちの気持ちを表しています。