以下、せいせき鍼灸師ブログより抜粋
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今回のマイナートラブルのお題は
「こむら返り」
です。
こむら返りとはふくらはぎの筋肉がけいれんしている事を指します。
妊婦さんに以外にも激しいスポーツをされる方やご高齢の方などが頻繁に発症する事が多いですが、ほとんどの方が1度は経験した事があると思います。
通常数分で治まるとはいえ、特に夜中に突然やってくるあの痛みは嫌なものです。
こむら返りが起きる原因としては
・水分不足
・ミネラル分の不足
・血流(循環)の悪化
・姿勢の悪化
が挙げられます。特に直接の原因はミネラル不足です!
妊婦さんに関して少し解説していくと
・水分不足
妊娠が進みお腹が大きくなるにつれて膀胱が圧迫されてトイレが近くなります。
その為、水分摂取を控える方が多いようですね。
またはむくみを気にして水を飲まないという方も多いと思います。
・ミネラル不足
妊娠前と比べると妊娠中はお腹の中の赤ちゃんの成長を促す為にホルモンバランスが崩れます。
また赤ちゃんに栄養を随時送っているので自身の栄養が足らなくなる事があります。
・血流(循環)の悪化
お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれて子宮も大きくなります。そうなるとお腹から脚の方に繋がっている血管が圧迫されてきます。血管が圧迫される事で血流が悪くなり筋肉を動かすのに必要なミネラルが足らなくなります。
運動(歩くなど)が減る事も要因の1つになります。
・姿勢の悪化
お腹が大きくなると前に引っ張られるような姿勢になってきます。
そうなるとバランスが崩れ身体を支える脚(ふくらはぎ)には大きな負担がかかります。
負担がかかり筋肉が使われすぎる状態になります。
水分もミネラルも血液によって運ばれます。なので血流(循環)の悪化というのが大きなキーワードとなりそうですね。
お腹が大きくなることによる血管の圧迫はある程度しょうがないとしても、
ふくらはぎの筋肉を緩める事と、その場の血流(循環)と共に全体の血流(循環)を良くしていく事は出来ます。
その方法の1つに鍼灸があります。効果としては次の様な事が望めます。
①直接ふくらはぎの筋肉を緩めていく事が出来ます。
②鍼が身体の中に入る事により免疫力が上がって、そこを中心に新鮮な血液が集まってきます。
③自律神経の中枢にアプローチして身体をリラックスするように仕向けていきます。
身体がリラックスすると血流は良くなります。
お腹が大きくなるとうつ伏せの姿勢が出来なくなります。
だけど大丈夫です!
鍼灸の治療は横向き・上向きどちらでも可能です。
うつ伏せになれないからムリだと思ってあきらめずに治療を受けてみて下さい。
今、ご来院されている患者さんもこむら返りがなくなって夜ぐっすり眠れている様です。
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妊婦さんのマイナートラブル
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フィットという名前には、「フィットネス」・「フィットする」という2つの思いが込められています。
「フィットネス」とは運動や健康という意味があり、私たちは人の身体の持っている可能性を引き出し、健康になっていただくことで、その人の人生をより良いものにしていきたいと考えています。
「フィットする」というのは、ぴったりとよく合うというような意味があり、その人に本当に必要な治療を提供したいという私たちの気持ちを表しています。