「腹圧と腰痛」

「腹圧と腰痛」

2023/12/09 [Topics, 聖蹟桜ヶ丘院ブログ, 腰痛]

 

先日腰痛でお困りの新規の患者さんがいらっしゃいました。

現在は治療が数回行い調子も良くなってきたので今回は「腹圧と腰痛」について。

次回は「治療の経過」についてそれぞれお話ししますね。

 

「腹圧と腰痛」

 

皆さん腹圧という言葉をよく耳にすると思います。

腹圧とは横隔膜から骨盤の間にある消化器など内臓系が集まっている腹腔というスペースにかかっている腹腔内圧の事を言います！

お腹をへっこました時に使う力をイメージするとわかりやすいと思います。

 

 

なぜ腹圧の低下が腰痛に関係するかというと、、、

腹圧が働いていると人間の体にある天然コルセットの役割をしてくれています。

しかし筋力の低下や姿勢の悪さ、他にも妊娠・出産などで腹圧が低下していくとコルセットの役割をしてくれなくなる事で身体の支えが無くなります。

そのような状態になると腰回りの本来体を動かすアウターマッスルも体を支えるために仕事量も増え頑張りすぎるので腰にも負担がかかり、腰痛にもなります。

 

 

腹圧は他にも

・排尿、排便といった中から押し出す力を発揮。

・姿勢を維持する能力が高くなる。

・内臓を正しい位置でキープできる

・深い呼吸がしやすくなる。

といったように腹圧が働くと内臓を働かせる事や体の安定、正しい位置でキープできるようにする働きもあります。

 

腹圧が弱くなると

・体幹が安定しにくいので体の不調、特に腰痛が出やすくなる

・胃下垂など内臓が下がってきてしまう。

・下腹部が出てポッコリお腹になる。

・インナーマッスルが働かないので力が発揮しにくい。

・背中が丸くなり姿勢が悪くなる

など体の内側の問題だけではなく見た目の問題にもつながります。

 

フィット鍼灸整骨院　大野　裕

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