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2025.01.21

腰からじゃないお尻のしびれ!?

こんにちは!院長の庭月野です。

 

今回はお尻から足への痛みを感じる「梨状筋症候群」について書きたいと思います。

 

 

梨状筋症候群は、骨盤の深部にある梨状筋(お尻の筋肉の一部)が坐骨神経を圧迫・刺激することで、痛みやしびれなどの症状が生じる状態です。主にお尻から太ももの裏、時にはふくらはぎや足にかけての坐骨神経痛のような症状がみられます。

 

~原因~

            過剰な筋緊張:運動や長時間座ることで梨状筋が緊張する。

            筋肉の使いすぎ:スポーツや日常の動作で筋肉が過負荷になる。

            姿勢の悪さ:骨盤の歪みや座り方の偏り。

            外傷:転倒やケガにより筋肉が損傷、炎症を起こす。

 

~症状~

      1.     お尻の痛み:深部に鈍い痛みが持続する。

      2.     坐骨神経痛:太ももの裏から足にかけてしびれや痛み。

      3.     長時間座ると悪化:座位や階段昇降時に症状が強くなる。

      4.     動作制限:股関節の動きが制限される。

 

~なりやすい仕事の例~

 

1. デスクワーク(事務職、ITエンジニアなど)

   •         特徴:長時間座り続けることが多い。

   •         理由:座りっぱなしの姿勢が続くと、梨状筋が圧迫され血流が悪くなり、筋肉が硬くなるため。

 

2. 運転を伴う仕事(トラック運転手、タクシー運転手など)

   •         特徴:長時間座った姿勢で運転し続ける。

   •         理由運転中の座位姿勢や振動によって梨状筋や周囲の筋肉が硬直しやすくなる。

 

3. スポーツ選手やフィットネストレーナー

   •         特徴:下半身を酷使する運動や反復的な動作を行う。

   •         理由:股関節や臀部の筋肉に過剰な負担がかかり、筋肉の炎症や緊張が起こりやすい。

 

4. 看護師や介護士

   •         特徴:中腰やしゃがむ動作が頻繁に必要。

   •         理由:不安定な姿勢での作業や重いものを持ち上げる動作が、梨状筋に負担をかける。

 

5. 販売員や接客業(立ち仕事)

   •         特徴:長時間立ちっぱなしでいることが多い。

   •         理由:片足に重心をかける癖や立ちっぱなしで筋肉が疲労し、梨状筋に緊張が溜まりやすい。

 

6. 工事現場作業員や荷物運搬業(力仕事)

   •         特徴:重い荷物を持ち運ぶことが多い。

   •         理由:腰やお尻に過度な負荷がかかり、梨状筋や周囲の筋肉が疲労・炎症を起こしやすい。

 

7. 美容師や理容師

   •         特徴:立ったまま腰やお尻に偏った負担をかける姿勢。

   •         理由:長時間の姿勢維持が筋肉の硬直を引き起こしやすい。

 

~治療法~

 まずは問診や徒手検査で梨状筋症候群か腰部からくる神経症状かの判断をします。

臀部の症状で、痛みの局所に対しては癒着を剥がす手技を使い圧迫している筋肉を動かします。それと同時に、姿勢に対してのアプローチとして股関節や骨盤を調整していきます同じ姿勢が続く方は使う筋肉のバランスも崩れているためセルフで出来る筋力強化を覚えてもらいます。

 

 

神経症状は発症するまでに約6ヶ月かけてじわじわ絞扼が進むと言われています

痺れる前の症状で「だるさ」が出て来るため、なりやすい職業にあてはまる方はだるさを感じた時はすぐに治療をお勧めします!!

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